快適に住みたい♪(1)
家の中にいる時、暑いな、寒いなと感じることがあると思います。
夏の暑い日でも、冬の寒い日でも快適に過ごしたいですよね。
様々な工夫次第で快適になりますが、
実際、夏涼しく冬暖かいと感じるかどうかは、人間の感覚次第かなとも思います。
室内での熱的快適感(体感温度)に影響する主要な要素は、
・空気温度
・放射温度
・気流
・湿度と着衣量
・代謝量
とされています。
特に床、壁、天井の表面温度(放射温度)に大きく影響されます。
体感温度は「(各方位の表面平均温度+室温)÷2 」で出すことができます。
いくら室温が適温であっても各部位の表面温度が低いと不快感を感じますよね。
低断熱の住宅では、全ての面の表面温度が外気温の影響を強く受けるため、冬の表面温度は室温よりずっと低くなります。
なかでも床面は、窓面で冷やされた冷気の流れと、気密性が低いことによる冷たい「すき間風」
のダブルパンチによって、特に低温になっています。
つまり、日本の多くの住宅では、体感温度が室温よりずっと低くなっていることになります。
一方、高断熱住宅では、このすべての表面温度が室温に近づき、温度差が小さくなります。
冬暖かい住宅を実現するには、まず次世代省エネ基準を上回る断熱性能と、すき間風が入らない気密性能が不可欠です。
さらに快適性を上げるためには、床面温度を上げることが望ましいと言われています。
床面温度を上げるためには・・・?
次回はココに触れていきたいと思います。